外壁塗装・屋根塗装まとめ

新築10年の家の建物価値は?点検や修繕費用・メンテナンス時期の目安や方法

新築から10年はあっという間に経過し、住宅メーカーの10年保証も終りを迎えるタイミングで外壁塗装やメンテナンスなどの営業からのアプローチも増えてくる時期です。

家族も人数が増えたり部分的に傷みが出ている箇所も見受けられるタイミングではありますが、築10年でリフォームやメンテナンスは早すぎるのでは?と思いますよね!

今回は、住宅のメンテナンス起点とも言える「新築から10年経過後の点検や修繕・メンテナンス時期などについてご紹介していきます。

新築で家を立て一般的にハウスメーカーでの保証が通常10年、追加10年保証を付ける為の補修工事をする工務店などもあります。

10年点検の時点で保証はなくなり今後の補修費用などに関しては費用負担がかかってくるので家計への負担も出てくるタイミングとなります。

そんな悩ましい時期の住宅建築要因・設備要因まで今後必要となる修繕項目や、10年点検の費用についてまとめましたので参考にしてみて下さい。

 

目次

新築住宅から10年経過した家の建物価値(木造建築・マンション)

築10年の建物価値 築20年の建物価値
木造戸建て住宅 50% 10%
マンション 75% 50%

新築住宅の建物価値は、上記の国土交通省が提供している資料を見ても分かる通り「木造住宅は築10年で資産価値としては半分の価値になる」というデーターが出ています。

木造住宅はコンクリートではないため耐用年数が短く、メンテナンスをしないと見えない部分や普段目にしない場所の劣化や損傷も進んでいるものです。

その典型例が、日々私達を紫外線や雨・風から守ってくれている「外壁」であり最も損傷する部分でもあります。10年経過すると「3650日」紫外線を浴び続けていることになるため相応の劣化は屋内外問わず起こっています。

また、築10年経過することで家族構成にも変化が起こりリフォームなどをライフスタイルに合わせて行うご家族も多く、メンテナンスの外壁塗装などだけ行う人もいます。

管理人
管理人

新築10年でリフォームの一環として外壁意外にも必ずやっておきたい事が、屋根裏と基礎部分の木材の乾燥によるに起こる「木痩せ」の影響でボルトの締め直しです。

地震などの災害も多く発生していることもあり、被害を最小に抑えるための防御力を高める工程にもなるため住宅外部の外壁と住宅内部の木痩せ対策は同時攻略しておきましょう。

 

ハウスメーカーの新築住宅の10年保証義務の基礎知識

あなたは住宅の10年保証についてご存知でしょうか?実は、どの住宅会社で施工しても義務付けられている保証内容があります。

住宅新築時に、建物の主要構造部「屋根・基礎・柱・床・壁などに対して施工会社であるハウスメーカーに対して保証義務が発生します。

保証義務の内容が「施工主であるハウスメーカーは定期点検などを行いながら10年以内での瑕疵が発見された際に補修をしなくてはならない」というものです。

信頼性の高い住宅会社であれば、書面や定期メンテナンス訪問などによるサポートなどがありますが、小さい工務店などでは全くサポートなしというケースもよくあるため注意しておきましょう。

管理人
管理人
瑕疵があるのに所有者が気づかないようであれば10年保証の意味ないので、積極的に点検や調査に関わっていく様にしましょう。

 

新築住宅の10年点検項目の内容の例や必要性

  • 外壁クラックや目地の状態
  • 屋根材の状態
  • 基礎の外部クラックの有無
  • 基礎裏の換気等の状態(シロアリ発生など)
  • 給湯器・浄化槽等の設備機器の保守状態
  • 内装のクロス目地の割れ等
  • フローリングの状態
  • 水漏れ箇所等の調査
  • 排水管の詰まりの有無
  • バルコニーの防水加工の状況
  • 屋根裏の状況
  • その他

新築木造建築の住宅の10年点検の項目では、一般的な点検項目が多く大きな瑕疵などが見つからない限りは簡単なメンテナンス対応のみが一般的な内容です。

しかし、10年点検時に厳しい目でチェックすべき理由が「施工主であるハウスメーカーの瑕疵疑いがある場合は10年経過している状況でも責任を追求できる」からです。

自身の家に積極的に調査する習慣を付けるのが消費者にできる住宅管理と言えるので、積極的に関わっていく習慣をつけておきましょう!

劣化した外壁材箇所や外壁目地部分の劣化部分が、更に雨風や紫外線に晒されることで住宅内部へとそのダメージは浸透してきます。

湿気の内部侵入によるカビや躯体木材への腐食、雨漏りの原因とる箇所を放置することで一番重要な躯体への影響が出てくるため、何らかの対応が必要となります。

10年点検は、今後の住宅寿命を考えるポイントとなるので10年点検を期に修繕を検討していくことが結果的にコスパが高くなるということです。

 

新築住宅の10年点検|メンテナンスと費用の目安

メンテナンス内容 メンテナンス費用 緊急度
基礎部分のクラック修繕 25,000円/m
基礎・屋根裏のボルトの締め直し 15万円~
サッシのシーリング 5万円~
(※別途足場架設費用)
サイディング目地のシーリング打ち直し 15万円~
(※別途足場架設費用)
バルコニーの防水工事 20~50万円
外壁材塗装 150万円~

 

上記にまとめているのが、新築住宅の10年点検タイミングで必要になってくるメンテナンス費用の概算です。緊急度の高いものから挙げています。

特に緊急度の高い基礎部分のクラック等においては上記の「新築住宅の10年点検項目の内容の例」でも紹介している施工主の瑕疵の疑いもあるため注意深く見ておきましょう。

基礎部分のクラックでもコンクリートの伸縮による影響による構造上あまり問題のない「ヘアクラック」と内部の鉄筋までひび割れが浸透している「構造クラック」の2種類があります。

構造クラックの場合は、施工上の問題となる異常や不具合の可能性が高くなるため施工主の瑕疵として早急に対応してもらうようにしましょう。住宅の寿命にも大きく関わります。

 

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見落としがちな築10年の住宅点検項目リスト2選!

①屋根裏・基礎部分のボルト締め

木造建築の新築から10年経過すると、ほぼ100%屋根裏や基礎と木材を結ぶボルトが「木痩せ」の影響で緩んだ状態になっています。

木材の乾燥収縮の影響で木材の含水率が、おおよそ50%以上の乾燥収縮(含水率30%→含水率15%)を起こすため新築時にどんなにボルト締めしていても増し締めが必要です。

通常10年点検を期にボルトの増し締めを行うタイミングです。増し締め後の10年後以降の推定含水率は15%を維持されるため、以後の増し締めはほぼ不要と言われています。

重要な部分のボルトが緩むことで、建物の水平剛性が低下するため天井の歪みや変形から床の歪みにも繋がりバランスの悪い間取りとなることに繋がります。

地震なども起こるのではないかと言われている昨今なので、10年点検の際にハウスメーカーと一緒に屋根裏・床下を見て対応しておきましょう!

 

②床下の湿気対策

10年点検の項目に通常ある項目の床下湿気状態は、施工時にシロアリ防止剤や湿気対策を講じているのが一般的ですが不足しているようであれば追加策が必要になります。

その追加策は「防湿シート・換気扇・ゼオライトなどの床下調湿剤」などを活用してことになりますが、簡易的に行えるものもあるため状況に応じて使い分けることになります。

ハウスメーカーに対応してもらえない時でも、ホームセンターに調湿剤は販売されており、DIYで床下に潜り込んで施工するのも可能な範囲ではあります。

床下の湿気は住宅の土台部分であり家の寿命にも影響します。大切なことは「湿気が発生したら放置せずに対策を講じる」ことなので必ずチェックしておきましょう!

 

まとめ

 

今回は、住宅のメンテナンスの時期となる「築10年の点検・修繕費やメンテナンス項目」から「家の価値」などについてお伝えしてきました。

通常ハウスメーカーは万が一に備えて、新築購入代金の中にメンテナンス費用を幾らかは算入しているため不測の事態があっても対応できるようにしています。

施工主の瑕疵として対応依頼する箇所はしっかり修繕してもらい、経年劣化の箇所は計画的に修繕していくようにしておきましょう。

住宅メンテナンスは車の車検や家具の交換修理と同じように、絶対に避けられない暮らしていく上で必須の項目です。

南海とラブ地震などの予想もされており、全国的にどこで災害発生してもおかしくない昨今の情勢では、火災保険や災害保険などの加入も当たり前ではありますが、保険の見直しなども行っていくことをおすすめします。

 

新築10年の家の建物価値は?点検や修繕費用・メンテナンス時期の目安や方法」の再チェック!

 

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